駆けある記

光が丘清掃工場の水銀ゴミ問題を考える

 今日は夏がぶり返し、まとわりつくような暑さでした。
 朝は練馬駅で毎週火曜日の定例駅頭からの区政報告。その後午前中は特別委員会、午後は常任委員会で議会付託案件や陳情の審査にあたりました。
 陳情では、区民の皆さんから寄せられていた特養ホームの増設を求める署名が積み上げられ、一部継続で他は採択することができました。
 一方、区立特養の民営化をやめるよう求めた項については、自民、公明、民主、社・市・フが不採択の態度をとり、私たち共産党のみの賛成で、不採択となりました。
 夜は、光が丘の住民のみなさんが取り組む学習会に参加。
 ここでは、光が丘清掃工場の水銀ゴミ汚染を考える学習となりました。講師は「有害物質から健康を守る会」代表の藤原寿和さんです。
 光が丘清掃工場がベランダから見えるという住民の横山さんから経過報告をいただいた後、藤原さんのお話となりました。
 一連の水銀汚染問題の経過では、足立、板橋、光が丘、世田谷の清掃工場と続いた水銀汚染について、今回一度安全性を確認したはずの足立の焼却炉が再び停止となったことを報告され、清掃一部事務組合の責任の重さを改めて明らかにしました。
 9/10には一組の調査結果報告がホームページにアップされています。「水銀ゴミ不適正搬入に係る持ち込み排出源の調査結果について」として「調査の結果、原因者の特定に至る結果は得られず、また、特定につながる有力情報も得ることはできませんでした」となっていますが、私たちが受けていた区からの報告ではまもなく原因者はつきとめられるだろう、といったものでした。
 これで責任を果たしたとは言えるのか、疑問です。
 ゴミ中の水銀は地球上どこでも存在するようです。
 私たちが目にするのはたとえば、水銀体温計、乾電池などですが今はほとんど水銀は使用しないものが出回っています。
 今回問題になった水銀は無機水銀のようですが、その中の金属水銀は飲んでも毒性はほとんどないとされています。ところが、気化して紫外線照射で有機水銀に変化するといいます。あの水俣病で知られている有機水銀です。
 四肢のしびれや言語障害を引き起こし、公害病の原点ともいえる水俣病訴訟はあまりにも有名です。
 また、清掃工場では大気中の水銀濃度を測定し、問題ないとしていますが、実は工場敷地内の土や雨水、植え込みなどを調べると高濃度の水銀が検出される可能性もあると、重大な報告がありました。
 今日の学習会を通じて、水銀という物質について法規制を持たない、あっても自主規制としている日本は、まだ水俣の悲劇を教訓にできず、その背景には利潤追求の企業を優先し、規制を甘くしていること。廃プラスチック消却は安全というが、今回のことで今一度ゴミの分別、焼却のありかたが問われている。と感じています。

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