駆けある記

練馬区職員による個人情報不正使用

こんにちは、練馬区議会議員とや英津子です。

練馬区議会第三回定例会は、10月16日まで開催しています。決算特別委員会が始まっており、2014年度決算の質疑が毎日行われています。そんな時、区役所では下記のような事件が起きました。

今、国はマイナンバー制度を導入し国民一人一人に番号をつけ、個人情報を一元管理しようとしています。練馬区でもその準備が進み、今議会にも条例案が上程されています。

どんなにセキュリティ対策を強化しても、情報は漏れるものだということの典型例ではないでしょうか。このような危険な制度は中止すべきと強く感じています。

事件の概要(練馬区ホームページから)

本年6月、練馬区役所練馬区民事務所において、女性が区への転入手続きを行いました。
届出を担当した男性再任用職員は、転入届に記載された氏名、電話番号、住所を自分のスマートフォンに登録しました。職員は、これを利用して女性と個人的に連絡をとり、会うなどしていました。
区は、職員を練馬区個人情報保護条例違反の疑いで警察へ告発し、9月16日付で懲戒免職処分としました。

経 過

平成27年6月、女性(成人女性、年齢・年代は本人の強い希望で非公表)が練馬区民事務所において、転入手続きを行いました。届出は、男性再任用職員が担当しました。
平成27年8月25日(火曜)、区職員課に女性から連絡があり、「男性職員とラインでやりとりをして飲食を行ったが、今後、会う気は無い。職員は自分の個人情報を持っているので、大変不安である。対応をとって欲しい。」とのことでした。
職員に事情聴取したところ、転入届に記載されていた女性の氏名、電話番号、住所を自己の所有するスマートフォンに登録していたことを認めました。また、スマートフォンで女性と連絡をとり、区外で2回会い、食事を共にしたり、衣服等を買い与えたりしていました。
さらに、2回目に会った後に女性を脅迫するかのようなメールを送っていたことが判明しました。
区は女性に謝罪し、職員にスマートフォンの登録を削除させました。

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