駆けある記

こども食堂へ

こんばんは、練馬区議会議員の、とや英津子です。今朝は昨日と比べぐっと冷え込みました。

27日から今年最後の議会となりますが、昨日と今日で分教児童青少年委員会、医療高齢者等特別委員会が開催されました。

文教委員会では、法律が変わり区長の権限で教育大綱をつくることができるとされ、練馬区でも総合教育会議で検討した後、委員会に素案の報告がありました。

この問題については、あらためてお知らせしたいと思います。

以前も書きましたが、日本は世界第三位といわれる経済大国でありながら、格差が広がり子どもの貧困率は16.3%。改善のきざしも見えません。

こうした中、ボランティアのみなさんによる「こども食堂」の取り組みが広がっています。練馬でもすでに6カ所。

ぜひ、お話を聞きたいと思い連絡をとらせていただきました。そして先日は見学もしました。

第四回定例会では、子どもの貧困問題を引き続き取り上げたいと思っています。今回は認証保育所問題と医療は私が担当して原稿を書いています。

子ども食堂の取り組みですが、主宰者の方とお会いしました。「食事ならつくれる」と思って始めた子ども食堂、すでに実績のある豊島区の子ども食堂さんにノウハウなどを聞き、友人たちにも呼びかけ、あっという間に仲間が集まり、4月のスタートを切れたといいます。

しかし、行政は冷たく周知のちらしも公共施設に置いてくれず、財政的な支援も全くなし、全国から寄せられる寄付を頼りに自力で頑張っています。お話を聞き、その情熱に感服しました。

見学にいくと、またびっくり。くご~く美味しそうでバランスの良い、温かい食事が並んでいます。お母さんが小さなお子さんを連れてたくさん来ていました。座る席が足りず順番待ちです。中学生も一人できています。大人のみ300円で食事が提供されます。

インターネットや口コミで広がり、今では月二回の開催で一回50食以上つくるそうです。

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バイキング形式で取り分けます

本来、子どもの貧困に光をあて必要な対策を講じるのは国や自治体の役割であり、一昨年成立した貧困対策法でも責務を明らかにしています。しかし実際は実効ある対策が打ち出せておらず、むしろアベノミクスで一人親世帯など低所得層は大変です。

貧困の実態調査はじめ、子ども食堂への支援や学習支援の拡充などを求めていきたいと思います。

 

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