駆けある記

「東京における都市計画道路の在り方に関する基本方針」中間まとめ

こんにちは、日本共産党練馬区選出都議会議員とや英津子です。

東京都は、「東京における都市計画道路の在り方に関する基本方針」の中間まとめを発表しました。8月10日までパブリックコメントを募集していましたが、全都の道路運動などを行っている人たちがパブコメに意見を出したとの声が届いています。

この「中間まとめ」のもとになっているのが都の第四次優先整備路線計画です。東京都と特別区及び26市2町は、2016年3月に「東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)」を策定しました。東京には、戦後まもなく都市計画決定されたものの、未着手の路線があります。これらの路線は、計画は残っていても第四次優先整備路線にも入らず、事業着手までに相当の期間を要することから、今後の基本方針を決めたいというのが都の考えです。
小池都知事は、都議会での都議団の質問に対し、「整備すべきものは整備し、見直すべきものは見直す」との答弁をしていますが、今回とりまとめられた「中間まとめ」が果たして見直すべきものは見直すものになっているのでしょうか。
年度末には「東京における都市計画道路の在り方に関する基本方針」を策定するとしています。

こうした中、都議団は都市整備局にレクチャーを申し入れ、全都の道路運動をしている方々や各区の議員団が集まりました。そこでは、全国では事業中の路線も含めて見直しの対象になっているのに、都の中間まとめには全くその考えが見えない、実現性についての検証が何もないなど厳しい意見が出ました。

人口の減少や環境問題がますます深刻になることは明らかです。便利さと引き替えに失うものも大きいのではないでしょうか。本当に、50年前、60年前に計画された道路が必要なのか。真剣に考える時ではないでしょうか。

みなさまからの意見をお寄せ下さい。

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