駆けある記

CU東京練馬支部結成10周年

こんにちは、日本共産党練馬区選出都議会議員とや英津子です。

非正規労働者や中小企業で働く労働者の「受け皿組織」として2009年から「コミュニティユニオン東京」が誕生しました。その後練馬では、「CU東京練馬支部」として地域に根をおろし活動をスタートして10年、60名を超える組織に成長してきました。

昨日はその10周年記念レセプションに坂尻区議、薬師前区議とともに出席しました。出席者の中には私が相談にのってCU練馬支部を紹介し、労働組合を立ち上げた方もきていてとても嬉しかったです。

いま東京では、オリンピック・パラリンピックを一年後に控え、2020大会期間中の道路や鉄道の混雑、企業活動への影響が懸念されることから東京ではテレワーク、時差Biz、TDM交通需要マネジメントの総称であるスムーズビズが進められています。

都はこの施策を実施することで大会期間中の混雑緩和や労働者にとって子育てや介護の両立、人材の確保、物流コストのダウンや生産性向上につながるとしています。スムーズビズは、子育て・介護など労働者、生活スタイルに合わせた働き方ができる可能性もあり、すでに導入している企業もあります。

一方、労働時間の管理や身分保障、健康管理など課題も多く、非正規雇用労働者は、休暇が多くなることから賃金に影響する可能性もあります。特に非正規雇用の人からは、「仕事がなくなるのではないか、賃金が大幅に減るのでは」といった声があがっています。実際大型連休があった今年5月は、前年同月期と比較して賃金はさがっています。港湾労働者からは夜中に働くのかなどの声も寄せられ、夜間移送に転換されれば労働環境が一変することになります。また大会を機会に24時間対応の物流への転換の可能性も否めません。スムーズビズは労働者にとって少なからず影響が懸念されます。

 日本共産党は、先の参院選挙で「8時間はたらけば普通に暮らせる社会を」つくろうと全国のみなさんによびかけ、全国一律最低賃金をただちに時給1000に引き上げ、1500円を早期に実現すること、中小企業予算の抜本的増額、雇用のルールを守ることなどを公約にかかげました。

労働運動が停滞し、非正規労働者や未組織労働者が増加するもと、一人でも加入できる地域労組の役割はとても大事です。今後もみなさんの声をよく聞き、一緒に運動して文字通り「8時間働けばふつうに暮らせる社会を」つくりたいと思っています。この日、何度も入会宣言をしたまま入会していなかった私は、とうとう組合員になりました。

 

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