駆けある記

新型コロナ対策で東京自治労連へ

こんにちは、練馬区選出都議会議員とや英津子です。

間違えて訪問した自治労連会館

今日も酷暑、熱中症で搬送された人は都内で61人との報道がありました。私も気をつけねばとおもいつつ、昼間は大塚にある東京自治労連会館へ。最初は場所を間違え、新大塚と茗荷谷の間にある自治労連会館に行ってしまったため、大した距離ではなかったため大塚まで炎天下を歩きました。自分のミスは情けないのですが、体力が思ったよりあることに気づきました。

目的は、都内でエッセンシャルワーカーの多い公務労働の人たちと、新型コロナウイルス対策の強化についての懇談と申し入れです。

日本共産党は志位和夫委員長名で先日、感染震源地の徹底検査をすすめるため安倍晋三首相に対し「新型コロナ対策にかんする緊急申し入れ」を行いました。

この申し入れの内容を実効あるものとするため、各方面の人たちと一緒にコロナ危機を乗り切るため申し入れをしています。今日はその最初、都内で一番多くエッセンシャルワーカーを持つ職域の公務労働者とともに力を合わせたいと、東京自治労連の委員長・書記長と懇談しました。

緊急申し入れの内容は、https://www.jcp.or.jp/web_download/2020/07/post-635.html

東京都医師会や日本医師会、さらには世田谷区などでの動きがはじまっていますが、新型コロナウイルス感染拡大を抑止し、医療の逼迫・医療崩壊をふせぐためにも、政府、東京都に対して実効ある対策と世論を広げたいと率直に話をしました。

都委員会近藤労働部長からは今日の申し入れの趣旨と、緊急申し入れの内容の説明。私からは都議会臨時議会では約3100億円の補正予算は組んだが、PCR検査増のお金は入らなかったこと。都議会が終わった三日後に専決処分で飲食店へのステッカー強要の条例制定という強引で議会無視のやり方への批判、予算の使い方では、特定目的基金をコロナ対策に活用できるような条例改正、不要不急の道路計画などの見直しで財源を生み出せることなどを説明しました。

【切実な現場の実態】

対応してくれたお二人からは、都民とふれあう機会の多い職場が公務労働であること、会議のたびに各自治体の職員、特に保健師などの厳しい現場からの悲痛な訴えがあること、そしてそのような職場に働きながら誰ひとりとしてPCR検査を受けさせてもらえないことなどが語られました。現場からは悲鳴があがっているとのことです。

私のもとにも、保健師さんの長時間にわたる時間外労働、保育士さんたちが子どもと接する中で、自分が感染していたら子どもに移してしまうのではないかなど、不安いっぱいの中で仕事をしていることなどの話が届いています。

【コロナの前とは違う状況】

東京都は公衆衛生の中心であった保健所機能を後退させてきました。東京の医療体制と公衆衛生の後退、保健所を減らしてきた都の責任、この後に及んでまだ都立・公社病院の独立行政法人化をすすめようとしていることへの怒りが語られました。

特に都立・公社病院の独立行政法人化については、コロナ前の2018年に策定したもの。今日の状況にあわせて方針転換が求められています。

税金の使い方についても、話になりました。韓国は新型コロナ対策のために予算を組み替えたが、東京は組み替えもしない。財調基金つかいきってもやらない、副知事の依命通達どおり予算の使い方を改めるべきだと厳しい批判です。

都への署名をはじめ都民とともに声をあげ、コロナ危機を乗り越えたいと思います。

【雑記】

都政報告会を間近に控え、「女性のいない民主主義」「女性と労働」などジェンダー平等の書籍を何冊か読んでいます。途中で平野啓一郎が読みたくなり寄り道。

そしてまた、関川夏央「現代短歌 そのこころみ」、小沢信男「俳句世がたり」も教えてもらって読みたくなり、買ってしまいました。特に、寺山修司の「身捨つる程の祖国はありや」について考えたいと思ったので。ろくな詩はつくれないが、せっせと作っている…。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP