こんにちは、日本共産党都議会議員とや英津子です。
緊急事態宣言が延長されました。毎晩発表される感染者の数、重傷者と亡くなった方の数がグラフに示されるのを確認するのが日課になっています。今日も持続可給付金の相談、業態支援の相談が寄せられました。
先がみえない霧の中を歩いているようですが、いま出来ることを精一杯。皆さんと励まし合ってこの困難を乗り切りたいと思う日々です。
さて、旬報社から出版された、図解「東京の論点」東京自治問題研究所+山本由美+寺西俊一+安達智則【編】を早々と手にする機会に恵まれました。
東京で財政、環境やまちづくり、教育や社会福祉・医療などの活動をされてきた方々によって執筆されています。
今年6月に都知事選挙を控え、小池都政の4年間とはなんだったのか。各分野からの分析とあるべき姿の提案です。最新情報として新型コロナウイルス問題では、都立病院のの独立行政法人化との関係で問題提起されています。
正義のヒロインのように登場した小池知事ですが、都民が期待するイメージと公約。対して現実の都政運営は都民の期待応えるものだったのか。築地市場の豊洲移転では、いったん立ち止まると言った知事ですが、その後土壌汚染が除去されてもおらず、いまでも高い数値の出る豊洲へ移転しました。当時知事を信じていた築地女将さんたちの怒りは収まりません。オリンピックでは、予算縮減をかかげていた知事でしたが、都の予算は膨らみ、透明化も不十分なまま延期となりました。「都民が決める。都民と進める」と宣言してきた知事の4年間を、都政全般、教育、まちづくり、社会保障から検証しています。
巨大な予算を持つ東京都。私は都政に送っていただき3年ですが、経済、教育、福祉などの格差が広がり、住みやすいまちなのだろうかと疑問に思うこともしばしばです。その一方で、小中学校へのエアコン設置、私立高校の授業料負担軽減、人権条例など都民とともに進めてきた要求も不十分ながら実現しています。この間みてきた小池都政と重ね合わせ、改めて学ぶ機会となりました。
多くの方に読んでいただきたい文献です。
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