駆けある記

違和感のこる石神井公園駅前再開発説明会

こんにちは。日本共産党都議会議員とや英津子です。

練馬区内は都市計画道路や駅前再開発、鉄道立体化などまちづくりをめぐって住民との軋轢を生んでいる計画が多くあります。

その一つが石神井公園駅前再開発です。

再開発にともない、地区計画の変更を行うため都市計画原案の説明会が行われています。

7/16~20まで(19日除く)4回。コロナ感染対策として人数制限をして行うとのことで、申し込み制。

私は17日に参加しました。パワーポイントの説明が終わった辺りで会場に到着したので、質疑には間に合いました。

【意見は賛成多し?】

発言は13~14人。早く進めて欲しい、まちにとってプラスになる、道路を早く広げて欲しい、神社はどうなるのかなど、再開発に肯定的な人が多く感じましたが、住民がつくってきた地区計画を突然変えてしまうことへの疑義、高さ制限が緩和されることについての反対意見がありました。また、風害についてもよく調査して欲しいとの意見もあがりました。

【ビル風が心配】

風害については、度々住民のみなさんから意見を聞くことがあります。区は、測定方式の一つである村上方式を採用したと説明。その結果も提示していましたが、石神井公園駅前再開発において本当にこの方式だけでよいのか。風環境評価結果の資料を見ると、事業実施前と比較して実施後は再開発ビルの周辺を中心に、若干風のランクが上がっていますが、好ましくない環境とはいえない結果となっています。しかし一つの方式だけで良いのか、測定条件はどうなのかなどの詰めた質問はできる状況ではありません。聞いていて他の方式も採用するべきなのではないかと言いたくなりました。風害の測定には村上の方法と風工学研究所の提案による方法やその他もあるようです。専門家の論文などをみると村上と風工両方で比較すべきとの意見もあります。

【これで説明会?】

会場はコロナ対策のため質問は端に設けられたマイクまで行って行う。回答は飛沫を避けるからなのか、声が小さく聞こえないこともしばしば。そのため、限られた人数で、何を言っているかわからない場面もありました。

しかも、17日は東京で過去最多の293人。こんな状態では出席したくてもできない人もいたでしょう。これで説明会といえるのかと疑問が残りました。

公聴会が8月にあります。ぜひ申し込んで欲しいです。

【雑感】

今日は仕事で北参道に。練馬に帰る途中、国立能楽堂の前にでました。

以前、観世能楽堂と宝生能楽堂に行ったことがあります。能を観にいくのは疲れを癒やすため、いつのまにか寝てしまってもいいと教えてもらいました。一度も寝ることはありませんでしたが…。この能楽堂も行ってみたいものです。

コロナで能楽堂も営業が出来ず大変です。都がおかしな線引きをして協力金の対象にならないため、関係者が都議団に要請にきました。都は歴史ある芸術も軽く扱っており、怒りで一杯です。

 

 

 

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP