駆けある記

練馬城址公園整備は誰のため?

こんにちは、日本共産党練馬区選出都議会議員 とや英津子です。

練馬城址公園計画について、について、東京都建設局との話を報告します。

区民からの要望もあり、進捗と併せて聞き取りをしました。

としまえん内の工作物の撤去のための設計が8月下旬から始まります。都は来年度末までに施設の撤去をしたいとの意向を示しました。来年度前半から同時並行で公園整備に入りたいとの方針。順番としては、図面のB→A→C、これは従来からの方針ですが、川沿いの通路もあわせて整備するとのことでした。

さらに、今回新たに明らかになったことがあります。

東京都は公園の設計から整備まですべて西武鉄道に任せることというのです。

資料が届き次第、もう少し詳しい報告ができると思いますが、とりあえず概要を以下に。

★一般競争入札も特命随契でもなく協定を締結していた(7月)。

★土地については、整備中は都が西武から無償で借りる(期間については再度確認、購入時期も来年度の計画にはあるが、確認が必要)。

★川沿いの通路も(河川部の管理)公園工事と一体で西武が整備する(さらに聞き取りが必要)

★133号線の計画線と重なる土地は都が無償で借り受ける

★西側の区立公園部分について聞くと、現在区と売買についての協議はなし。

この話を聞き、こんなことありなのか??これでは西武鉄道のために公園整備するようなものではないか?

都市計画決定をしていても土地は西武鉄道所有なので、ハリーポッター施設でしたように賃借契約を民間事業者と結ぶことも売却することも可能でしょう。しかし、都に費用負担をさせて工作物を撤去し、さらに整備も西武ができるとなれば損することはなにもないし悪い話ではありません。

プールの再開話も、最後に住民を人数を限定してでも園内に入れてもらうことはできないか。これらの要望もすべて西武の判断に委ねられていて、都は責任ある答えを出しません。

この間の経過を振り返り、都も区も西武鉄道の敷いたレールの上を走ってきたのではないか。

2019年10月、小池知事と区市町村長との意見交換会で前川練馬区長は、練馬城址公園について、

「来年度に迫っておりまして、これをやっていただかないと全体で 26 ヘクタールありますから、練馬区の中で大きな部分を占める、大変緑豊かな土地なんですね。ここを都の方針を決まった以上は速やかに実行していただきたいなと思っております。そうでないと、区だけじゃなくて西武も困りますので、ぜひお願いしたいと思います。」

と述べています。考えてみればこの流れは想像がつくのですが、もう少し深めたいと思います。

#練馬城址公園 #としまえん

 

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