駆けある記

生命もてここに証すー東友会60周年

こんにちは、日本共産党練馬区選出都議会議員とや英津子です。

私のところに東友会結成60年を記念して出版された「記念誌」が送られてきました。東友会は、東京で被爆者の権利や暮らしを守り、核兵器の内世界をつくろうと活動を続けている被爆者のみなさんの団体です。

中を開くと「われら 生命もて ここに証す 原爆許すまじ」と記されたしおりが挟まれていました。1967年に建立された慰霊碑の碑文であり、東京の被爆者の決意が刻まれています。すでに亡くなって、語ることのできない死者に代わって、核兵器のない平和な世界のために、核戦争の実態を訴え続けることと。

被爆者の会のみなさんとは、毎年次年度の予算要望会でお会いします。区議会議員の時は被爆の経験をお聞きする懇談会も行っており、幼い頃の記憶をたどりながらのお話に、何度聞いても涙があふれてきたことを覚えています。

昨年、国連では「核兵器禁止条約」が可決されました、ノーベル平和賞にはICANが選ばれました。核のない平和な世界を求める声が広がっているのを実感します。しかし日本には逆流があり、東京都も世界の流れと歩調を合わせているとはとても言えない状況です。

先日のオリンピック・パラリンピック準備局での星見都議の質疑では、平和首長会議の、2020年までに核兵器廃絶を目指す行動指針「2020ビジョン(核兵器廃絶のための緊急行動)」を紹介し平和の祭典として位置づけることを求めましたが、都にその決意を感じることはできませんでした。

原爆投下から73年、被爆者の平均年齢は82歳を超えています。懸命に生きてきた被爆者の方々の運動が実るよう力を合わせたいと思います。

記念誌、じっくり読ませていただきます。

 

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