駆けある記

都営住宅でも修繕負担の見直しを

こんにちは。日本共産党練馬区選出都議会議員とや英津子です。

乾燥した日々が続き、朝は冷え込むためつらい季節です。一方、夜の空は澄んでおり、星が普段より多く見えると嬉しいもので、気持ちも少しだけ上向きます。

今日は小池知事宛てに都議団として「都営住宅居住者の修繕負担区分見直しについての申し入れ」を行いました。

都営住宅では、自宅の畳表や畳床の取り替え、ふすま紙の張り替えや壁の塗り替えなどの修繕が居住者の負担となっています。また、居住者が2008年度より前に入居した住戸については浴槽と給湯設備の設置・取り替えは居住者負担です。

私もこの問題では、一人暮らしの方から相談を受けたことがあり、浴槽の取り替えは20万くらいかかるので年金暮らしには無理だというものでした。都の住宅局と交渉しましたが、区の介護保険を使ってはどうかなどと言われ、話にならないと腹が立ったことがあります。

一方、国は民法改正を行い、賃貸住宅の契約の参考にするための「賃貸住宅標準契約書」を改定し、「畳表の取り替え、障子紙、ふすま紙の張り替え、給水栓、LED証明の取り替え」を借り主が自ら負担してできる修繕の一覧表から外しました。借り主の負担が軽減する方向での見直しです。

この改定をうけて、「公的賃貸住宅」「公共住宅」として位置づけているUR賃貸住宅については、先日民法改定に併せて修繕負担区分の見直しを発表しました。これまで借り主負担としていた81項目をUR負担とし、借り主負担を大幅に軽減することを発表しています。

こうした背景もあり、

1,都営住宅の修繕負担区分の見直しを借り主負担を大幅に軽減する方向で見直すこと。その際、「畳表の取り替え、障子紙、ふすま紙の張り替え、給水栓、LED証明の取り替え」を借り主負担から外した国交省の賃貸住宅標準契約書の積極的な内容を考慮すること。

2,現在、浴槽と給湯設備を自己負担で更新するしくみとなっている都営住宅について、都の責任と負担で更新を行うように見直すこと。

以上2点を求めました。私からは、実際に相談を受けた上記の事例を示して意見を出しました。また公社一般賃貸住宅についても同様のことを求めています。

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