駆けある記

不誠実な態度に憤りー羽田機能強化説明会で

こんにちは、日本共産党練馬区選出都議会議員とや英津子です。

週明けは朝から目が回るような忙しさでした。今日は、お通夜の喪服のまま羽田空港機能強化の説明会会場である、練馬駅北口のここねり会議室に向かいました。

2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて、海外からの観光客を呼び込もうと、羽田空港は大幅な増便を目指しています。そのため、都心上空を通過することになり、落下物や騒音など危険が危惧されます。

国交省と練馬区共催で初めて教室型説明会が開催されました。光が丘で92名、今日は100名を超える参加でした。遅れてきた私は開口一番、部屋の外で「練馬区民ですか?」と聞かれました。区民以外は入れないという態度に少し驚きながらも入ると、確かに会場は一杯で他自治体から参加したら主催者は収集がつかなくなると考えたのかなと思いました。パワーポイントを使っての説明の後、会場発言。

横田空域の管制はどうなるのか

米軍の占領下にある横田空域の多くが練馬区にかかっており、住民から管制はどうなるのかという質問がでました。アメリカの管制と日本の管制をどのように調整するのかの疑問がわくのは当然です。

国交省は、基本的に新経路は日本の管制で合意、と答えますが、よくよく聞くと例えばオスプレイのような軍用機は何の制限もなく、民間と米軍がバッティングする可能性があるという恐ろしい空域です。この場合の管制については、協議中。これ以上は答えられないという答弁でした。納得は無理でしょう。

家の真上を飛ぶが

今日の参加者は、多くが新経路の付近の住民です。家の真上を航空機が飛ぶことになるわけで、様々な心配があります。高度が実際どのくらいなのか、騒音は予想が甘くないか、落下物、特に氷はどうなのか。小中学校の対策は、住宅価値は、救済制度はなどさまざまな疑問が寄せられました。

反対の声、多数

しかし、飛行機の安全性は上がっている、氷については発生のメカニズムをすべてクリアしている、警察に届けてもらって原因が明確になれば対応する、住宅の価値は今回の新経路の影響だけで決まるわけではない、などと極めていい加減な答えでした。

だいたい、飛行機の安全性が上がっているなどといいますが、落ちない保障はどこにもありません。氷については、溶けてしまうのにどうやって特定するのか…。おそまつきわまりない答弁に黙って聞いていた私もあきれ、腹がたってきました。このような説明で時間がきたから終わりという国の姿勢に会場の人たちからは反対の合唱が響きました。

このまま計画を進めることは許されません。

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