駆けある記

こども基本条例全会一致で

こんにちは、日本共産党練馬区選出都議会議員とや英津子です。

朝の4時すぎに、都議会厚生委員会が行われました。

「東京都こども基本条例」(案)について、都議会には自民・公明・未来・ネットから原案が提出されていました。これに対し日本共産党都議団・都民ファーストが共同で修正案を18日に提出。理事会が開催されましたが、休憩に入ったまま開かれることなく今日まできました。

昨日、ようやく開かれた理事会では、私たちの修正案も踏まえ、原案の修正案が構成員会所属の全会で提出されたものです。条例をよりよくする立場での修正案を提出できたのはとても意義あることだと思います。

この修正案は、前文が「こどもは、大いなる可能性を秘めたかけがえのない存在である」から始まるようにすることで、子どもを出発点にした条例であることが明確になりました。

私たちはこの修正案により、本条例が十分になるとは考えていません。その一番の理由は、本条例と修正案を作成するにあたり、子どもの意見を聴くことができていないことです。子どもの権利条約の一般原則の一つに、子どもの意見尊重があり「子どもは自分に関係のある事柄について自由に意見を表すことができ、おとなはその意見を子どもの発達に応じて十分に考慮します」とされています

どのような修正をしたとしても、子どもの意見を聴けていないことを補うことはできません。

そのことを付則で、この条例の施行後三年を経過した場合において、検討を行い、必要な措置を講ずることを規定しています。重要なことは、その検討を行うにあたって子どもの意見を反映させるため、子どもの意見を聴く機会を設けるものとしていることです。

私たちはこの条例が実効あるものとして機能し、子どもの権利が守られる東京にするため引き続き力をつくします。

厚生委員会では、自民・公明・未来が意見表明を行い都民ファは行いませんでした。それにしてもぜひ録画をご覧ください。政争とか政局という意見が飛び交っていますが…。藤田都議の意見表明が素晴らしいです。

 

 

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