駆けある記

練馬区立施設における仮設建築物、建築手続き不備について

 2011年度、練馬区では区立施設の建築基準法上の手続きの不備が発覚し、区民から批判の声が多く寄せられました。区議会でもこの問題が取り上げられ、区は区立施設建築安全調査を行い、この一月に「練馬区立施設建築安全基本方針」(案)が議会に報告されました。
「建築手続きの不備について」
 この調査では、区が建築したたてもの846棟のうち工事完了後の検査済証の取得が確認できたのは215棟しかありませんでした。
 民間建物については厳しく指導し、監督する立場にある区がなんと自ら建てた建築物には極めてずさんな対応を行ってきたのです。
 今後の対応として、
 建築当時の法令に適合しているかどうかを調査した上で、既存不適格として扱うことになっているとして、施設の増築・改築などの際適正化を図るの述べています。
1年間の許可期限をすぎても解体せず放置してきた8カ所の仮設建築物については、解体することになっています。しかし、4棟は構造的に問題があり、特に「花とみどりの相談所」は東日本大震災時、天井から鉄板が落下する事故が起き、危険な状態であり、昨年12月から閉鎖。
 ここまで放置してきた区の責任は重大です。
この問題は、いずれも区が自主的に調査・対応したものではなく区民などから指摘され対応したものです。こうした問題がどうして起きたのかも昔のことだから、23区最後の区だから急激に増える人口とその需要に対応などと言い訳的な説明に終始しています。区民への背信行為と言われても仕方ない問題について今後深く掘り下げていく必要を感じています。
仮設建築物
1,花と緑の相談所
2,光が丘自転車駐車場
3,練馬小学童クラブ
4,石神井第二小学童クラブ
5,開新第一小学校(コンピューター室棟)
6,開新第一小学校(更衣室棟)
7,関町小学校(図書室・コンピューター室)
8,大泉東小学校(特別支援教室棟)

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP