駆けある記

動き出した西武新宿線立体化計画

こんにちは、日本共産党都議会議員とや英津子です。

手元に届いたのは東京都からの資料、西武新宿線の立体化関係の資料です。「都市計画案及び環境影響評価書案」の説明会がいよいよ行われます。10月7日から8回に分けて練馬、杉並、西東京の各自治体の会場を借りての開催です。

案内を見て驚き!

驚いたのは、案内の文章です。

「説明会会場にご来場いただく皆さまにお願いする感染防止対策」として、普通の感染対策が書かれていますが、最後。

〇来場の前に、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)のダウンロードをお願いいたします。とあります。これでは、はなからiPhoneやアンドロイド携帯を使用しない人、そもそも携帯を持たない人、COCOAをダウンロードできない人は入れないということになります。これは本当に問題です。

立体化ありきの計画はそのまま

新型コロナで3月の説明会が延期になって約7ヶ月間。時はたっても住民の理解が進んだわけではありません。立体化については、高架化と地下化でメリット、デメリットの詳しい検証もされておらず、何よりも地権者の納得も得られているとはとても言えない状況です。都市計画案は、そんな住民の現状を無視し、高架化ありきで進める案です。

環境影響評価は、初めての説明になります。

事業者が自ら環境影響評価?住民がしっかり監視を

しかし、都の環境影響評価は本当に信頼できるのでしょうか。

大型の開発事業・公共事業はその地域の環境に大きな影響をもたらします。この影響を事前に予測し、評価し、その結果によっては対策を講じる制度です。これは長年の公害反対運動や環境を守る運動の成果としての制度ではありますが最近は形骸化し、逆に大型事業推進にお墨付きを与える役割をしています。今回も事業者である西武鉄道・東京都が評価案を作成し、東京都に提出し、都知事が承認するという「茶番劇」の中で行われるので、住民がしっかりと監視し内容を検証することが重要です。

 

 

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