駆けある記

特別支援学校の教育環境改善を②

こんにちは、日本共産党練馬区選出都議会議員とや英津子です。

特別支援学校の問題の二回目は、大規模特別支援学校の教育条件についてです。

都立特別支援学校は、児童・生徒数の増加に加え、教育委員会が隣接する2つの特別支援が校の統合をすすめたことにより、児童生徒数が300人、400人を超える大規模校が多数存在します。これらの学校では、校舎を改築して数年しか経過していないのにすでに教室不足となり、カーテンやパーテーションで間仕切りをしたり、特別教室を普通教室に転用したりする状況が生じています。

私が視察した鹿本学園は、江戸川特別支援学校と小岩特別支援学校が統合、白鷺特別支援学校の中学部も移転して2014年に開校した特別支援学校です。肢体不自由部門は小中高等部、知的障害部門は小中学部があり、2020年度の児童・生徒数は455名、106学級の大規模校です。

6年前の2015年1月に知的障害部門の新校舎が竣工しましたが、すでに教室不足が生じ、知的障害部門の生徒が肢体不自由部門の校舎を使用し、両部門ともいくつかの教室をカーテンやパーテーションで区切って複数の学級で使用しています。

学習内容の全く違う4年生と6年生がカーテンで仕切って同居している教室もあり、決して良い教育環境とはいえません。

こうした状況は他の特別支援学校でもみられます。

この間都議団は繰り返し大規模校の解消とカーテン教室の解消、教員の増員を求めてきました。徐々に解消されてきましたが、まだこれからです。

今年は、国が特別支援学校の設置基準を定めると言われています。都議会での論戦や都民運動、前進は国の検討にも影響します。

さらに保護者や教職員のみなさんと力を合わせ、大規模化を解消していきます。

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