駆けある記

練馬区長選挙について語る区民のつどい

こんにちは、日本共産党練馬区選出都議会議員とや英津子です。

日本共産党練馬地区委員会と区議団は、3が月後に迫った練馬の区長選挙について区民のみなさんから意見や要望を聞き、交流するつどいを開催しました。

このつどいを開いたきっかけは、政党が勝手に候補者を選定しないで欲しい、区民が主体的に選挙に関わらなければ選挙は盛り上がらず勝てない、ぜひ話を聞いて欲しいなどの意見が寄せられたことでした。

政党が勝手に候補者を選定したことはなく、市民の方々から呼びかけがあって検討していたところなのですが、区民の皆さんとの対話はとても重要と考え開催しました。

昨年は衆議院選挙で市民と野党の共闘が大きな成果をあげました。その後、市民の中で「練馬区長交代プロジェクト」が立ち上がり政党や衆議院選挙に関わった人には呼びかけがありました。少なくとも呼びかけられた人たちはこの経過をよくご存知だと思います。

すでに現区長は三期目の出馬表明をしています。

私たちは、衆議院選挙で勝利した市民と野党の共闘を守り発展させる立場で、市民の方から提案された野党も一致して推せる候補者を擁立し一対一の闘いに持ち込みたい。

そして区長選の意義として、大型道路建設・再開発、民間委託や民営化を区民の声を聞かずに強行する前川自公区政を転換し、憲法を守り生かす、区民の命と暮らし最優先の区政をつくることが重要と考えています。

区長選挙の争点としては、①これまでの新自由主義的な施策を無反省に押し進める第二次アクションプランに反対し、コロナ禍のもと区民の命と暮らしを守る。②都市計画道路建設や石神井公園駅前再開発など住民無視で強行する区政に対し、住民の声を聞き、立ち止まって見直すべきは見直し、合理的で住民本位のまちづくりを。③谷原保育園の廃止、区立美術館の改築にともなうサンライフ練馬の廃止など、民主主義の手続きを一切無視して強行する区長のトップダウン型政治を許さず民主主義を大切にする区政に転換する。ことを主な争点として説明しました。

その後、坂尻団長が共産党の政策として区長候補に求めたいことについて参加者に説明しました。

多くの参加者の区政を変えたいという思いが、発言に表れていました。内容は大きく分けて政策、区長選挙のあり方、予定候補について。

発言要旨を紹介します。(個人名は除きます)

【政策について】

①区内の介護施設3か所で働いていたが、そのうち2つの施設では労働基準法に違反していた、安心の介護制度の土台にあるのは人、職員が安心して労働基準法が守るようにということも盛り込んで欲しい。

②谷原保育園を突然閉園にして隣地に4億円も出して買った土地に私立保育園を誘致するというが、私立保育園の職員も介護職員と同様に長く働き続けられなくて2-3年で退職してしまう、ぜひ公立保育園を無くすということは止めて。区立保育園を守っていく職員の配置は世界でもものすごく悪い。保育園の給食は区が払っているから無償だが実は有料なので、給食の問題も学校だけの問題と捉えずいかに子育て・教育分野を充実させていくかを大いに訴えていただいて…。

③共産党さんのチラシを見て、事業者のことについて一切触れられていないが、その点については前川区長に染まってしまったのではないか?事業者に対する給付について争点については触れていただけないのか?今回の区長選では大いに訴えていただきたい。

④区の財政の問題、毎年度の区の決算10年間ほぼ黒字、それなのに区報には区の財政は厳しいと出た、それに対してきちっと反論すべき。所得制限を撤廃した区独自の給付制度も行うべき。共産党、アンケートをつくって市民のなかから下から積み上げた声をまとめ上げて。

④とやさんの公約でもある羽田新ルート問題を盛り込んで欲しい。

⑤光が丘から保谷ルートのバスで通っているが踏切のせいで遅刻していまう、あの踏切を変えて欲しい。

【区長選挙のあり方について】

①今日は共産党の政策を聴きに来たわけではない。これまでの区政について、取り組みの基本方針、対決点は何なのか、それではどのような取り組みが求められているのかを聴きに来た。政党とか労組とか隠れていい、推薦とか要らない、従来通りの発想は捨てるべき。

②選挙の総論の部分をもう少しハッキリさせないと、有権者に対する魅力が出て来ない、市民のなかから政策を練り上げて、候補者となる政治家が協定を結び、政党も参加して、みんなが一体となってやるべきだったのでは?

③今までの前川区政よりもましな区政を求めるだけ、貧困とか生活改善、自治体の責務はそれだ、まずは生活が良くなるんだというイメージをぜひ出して欲しい

④自民党員のまま選挙に出ることはどうか?面白いことになる…自民・公明も分断することになる…。

【候補者として検討中の方について】

①前川区政については満足していないので一本化して現職を倒したいとは思うが、お名前が出た○○さん、自民党というキーワードは聞き逃せない、それについて共産党さんはどう考えているのか?離党したらOKなのか?としまえんや再開発の問題などあるなかで、果たして民間出身の方がそういう問題に対してどう対峙していけるのか?意見を訊きたい。

②行政経験はあった方が良いとは思うが、宇都宮さんのようにきちんとした哲学を持っているかどうかが重要な話であって民間の人でもあり得ると思う。

この方の経歴とか、本を書いているがボヤっとした内容、この方が少数与党のなかで体を張ってやれるのか?当選したあかつきに変質してしまわないか?懸念があるがどうか?

③話し合いの会に参加した、そこで非正規雇用の問題、シングルマザーから貧困問題、福祉部門の委託・民営化を止めて欲しいなどの質問があったが、具体的な回答がなかった、言葉の軽さ…こういう人を共産党が推すのか?○○さんは「政策はありません」と言った、そういう人を共産党は支持するのか?驚き。

④介護保険料値下げするなんてことはできないという声があったが、世田谷区などいくつかの区で値下げをしている、やはり運動の仕方と財政をどのように読むか…だと思う。

○○さんの出した本はボンヤリした本だという評価をした方も居るが、私はそうは思わない、深い見識と洞察力、様々な人たちと協議して積み上げていきたい、真理に近づきたいという方だと思った。出張所が17か所から6か所に減らされたことについて〇〇さんは出張所は住民のコミュニティだ、それを無くしてどうして区民の声を聴けるのかときちんと言っている。3地域9条の会にも吉田さんをお呼びしたり、サンライフ・美術館の問題についても○○さんを引き回していく…彼の考えを鍛えていって欲しいと思う。

⑤前川区長の強引なやり方に困って怒って泣いている、そういう方はいっぱい居るだろう。何とか前川区政を変えたい、そういう相応しい候補が居れば…。選挙というのは勝たなければならない部分もあるので、区民の声を○○さんに聴いていただいてそれによってやるぞ!という志になっていただければ…

⑥なぜ政治に関心を持ったかというと、としまえんの問題があったから。政策というのもあるが最終的には人だと思う。先日、20人くらいの集会で話を聴いてすごく人柄は良いと思ったが訴えかけてくるものがなかった。候補者を誰か一人に決めるのではなく、何人か出して予備選挙のようなことをしたらどうか。

この他の会場発言もありました。また、あとからメールをくださった人。感想文用紙に書いてくださった人もいます。すべての意見や要望、質問に的確に答えることはできませんでしたが、皆さんの意見は誠実に受け止め、市民と野党で一緒に選挙に臨みたいと考えています。

 

 

 

 

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